[読み散らかし]20131216
完全なメモ書き。
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前回あげた宇野邦一氏の著作の最後に、現代イタリアにおける資本主義論の展開が関連して論じられている。たまたまこないだ別件で『論座』2008.9,10月号をぱらぱらとめくって(ちなみに2008年10月号は面白い論考が目白押し)いたのだが、9月号の「本から時代を読む」に現代イタリア思想の新潮流についての叙述があったのとリンクした。
ベラルディの記号資本主義、パオロ・ヴィルノのポストフォーディズム、ラッツァラートとタルド。孤立化と分断の中でいかにアウトノミアを獲得するか、というはなしが最近ずっと気になっている。
- 作者: フランコ・ベラルディ(ビフォ),櫻田和也
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- 作者: パオロヴィルノ,Paolo Virno,広瀬純
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ポストフォーディズムの資本主義―社会科学と「ヒューマン・ネイチャー」
- 作者: パオロヴィルノ,Paolo Virno,柱本元彦
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- 作者: マウリツィオ・ラッツァラート,村澤真保呂,中倉智徳
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最近、人間本性からどうこう、という自然主義的な叙述を目にすることが多い気がする。あと、つい最近タルドについてほかの文脈でも目にした気がするのだが忘れてしまった。どこだったっけ。ドゥルーズ関連ではない。
あとは(イタリアじゃないけど)、ドゥボール『スペクタクルの社会』にフォイエルバッハ『キリスト教の本質』が引用されている、との叙述。
どうせ1週間もすれば忘れてしまうので記しておく。それにしてもイタリアは、気になる人が非常に多くて、思想土壌がいったいどうなっているのだろう、といつも思う。(イタリア語ちょっと勉強するか、、、)
ほかには未読だけどヴァッティモ『弱い思考』なんかもそのうち読みたい。といいつつ一年くらい経っているような。
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如何に頭のなかに残しておくべき情報を積み上げるか、しか最近は考えていない。システィマティックに脳内の知を連関させること。それ以外は、全部こうやって外部に残しておく。