[読み散らかし]20140130

ひとつ報告終わり。あまり生産的なことは言えずに忸怩たる思い。

現代帝国主義論 (1972年)

現代帝国主義論 (1972年)

Positionen und Begriffe im Kampf mit Weimar - Genf - Versailles, 1923 - 1939

Positionen und Begriffe im Kampf mit Weimar - Genf - Versailles, 1923 - 1939

国際連盟 (中公新書)

国際連盟 (中公新書)

国際聯盟規約論 (1932年)

国際聯盟規約論 (1932年)

シュンペーターの英訳にイントロをつけてるのはスウィージー、とメモ。


相変わらず、課題の物書き。

ジェイムズの多元的宇宙論

ジェイムズの多元的宇宙論

社会統合と宗教的なもの ― 十九世紀フランスの経験

社会統合と宗教的なもの ― 十九世紀フランスの経験

後者、久々に開いてK先生のルヌーヴィエ論が収められているのを思い出した。ルヌヴィエって、自由意志/責任論の文脈で(レヴィ=ブリュールにも)登場するので、1年くらい前から気になっている。あと、『メタフィジカルクラブ』の最も印象的なエピソード、ジェイムズの危機の脱出に貢献したのは彼の著作である(219頁)。

「今までは、外的世界の企図が僕のためにすべてを決するのをじっと待つのではなく、自発性を発揮して独自の行動をとろうとするのであれば、僕が勇気をかたむけることのできる最も男らしい形式は、自殺だと思っていた。だが、今からは、僕は自らの意志によって、次なる一歩を踏み出すことにしよう。ただ意志をもって活動するというだけでなく、信じもしよう。僕個人としての実在と創造力を信じよ。」(同頁)

昔の僕がこれを読んだら、さぞや感激したことだろう(こう書きつつも、とはいえジェイムズがその後もひたすら悩みつつあるあたりも)。6年くらい前に全く同じ悩みに陥り、ほとんど同じように脱け出した時期があった。「外部」への堪え難い誘惑があった。


うーん、それにしても自分の専門を深められなくて危機感。
あと1週間もしたら、きちんと自分の研究に打ち込めるはず……

あと、religionの語源としてのreligareって話、よく聞くのだけど、何をあたればよいのだろう。アーレント、とかも聞いたような、そうでないような。(最近の語源学的研究だと否定されてるんだっけ?)